Q.
死に装束(しょうぞく)と枕飾りとはどのようなものでしょうか?
A.

湯灌が済むと作法にそって経帷子(きょうわかびら)、彼岸への旅立ちの支度を整えますが、最近では故人が生前好きだった洋服や新しい寝巻きなどを着せることも多いようです。死に装束が調ったら、遺体を北枕に寝かせ、手を胸の上で合わせ、掛け布団は薄いものにし、上、下逆にして掛けます。顔に白布を掛け、枕元に逆さ屏風を立て、その前に白布を掛けた小机をおき、香火(線香1本)、燭台(ろうそく1本)、輪ざし(花1本)、水、一膳飯、枕団子などを供え、線香とお灯明(とうみょう)は絶やさないようにし、枕元や胸の上には魔よけの刃物を置きます。